PC制御式 波長可変型光源
PC-CONTROLLED WAVELENGTH TUNABLE LIGHT SOURCE
ハロゲンランプを主光源とし、
出力する波長を選択して照射できる光源装置
PC制御式
波長可変型光源
実績のファイバ光源と、最新の光学フィルターの融合。
長い伝統と実績を持つハロゲン光源「TECHNO LIGHT」と最新の光学フィルター「LVF(Linear Valiable Filter)の組み合わせにより、アプリケーション毎に異なる最適な波長を、効率的に探し出すことが可能な光源装置です。
PC制御式 波長可変型光源の特徴
▶ハロゲンランプを主光源とし、出力する波長を選択して照射できる光源装置です。
▶LEDで複数の単波長を得るためには、その数の分だけ多種類のLED照明を用意しなければならないところを、これ1台で対応可能になります。
▶連続して波長を変化させることができるため、最適な波長を探す作業が容易になります。
▶従来機から大幅に機能アップ、PCから専用アプリにより、任意の波長を直接指定して出力が可能。コマンド指定により、装置側制御機器から直接操作も可能です。
※本製品は、LEDで校正を行い、機構的な移動距離で波長を予測しております。したがって波長の絶対値測定が目的の製品ではなく、おおよその波長を特定するための機器として製品化しております。正確な波長をお知りになりたい場合は、本機でおおよその波長を確認後、分光器にて計測されることをお勧めいたします。
PC制御式 波長可変型光源の使用例
・シリコンウエハを透過しての裏面パターン観察
・果物の糖度や大きさ、傷み、品種、鮮度等の選別
・食品、医薬品に混入している異物発見、品種選別
・樹脂材料選別、劣化判定
・膜厚測定
・不透明樹脂容器や包装の透視(非破壊検査)
・単色LED照明やBPフィルターの代替
システム概要
ハロゲン主光源より出た光線は、集光レンズ(コンデンサレンズ)にて集光された後、LVFに投射され、LVFを左右に移動させることにより波長選択されます。波長選択された光線は再度、集光レンズを介してファイバに入力し、被写体に投射されます。
LVFは機構的な位置に対応して、波長が直線的に変化する特殊構造を採用しており、広帯域のハロゲン光源を主光源として、LVF上を移動させることにより必要な波長の光源を得るものです。
PC制御式 波長可変型光源の仕様
型名 | TK-M1020D | TK-M1021D | TK-M1022D |
使用ランプ | 12V100W | ||
LVF波長範囲 | 1250nm〜 2500nm | 900nm〜 1800nm | 400nm〜 700nm |
波長分解能(理論値) | 25nm/mm変化 | 18nm/mm変化 | 8nm/変化 |
絞り径 | 固定絞り | ||
波長の設定・表示 | 特定波長のLEDにて校正を行い基準点としています。 その基準点からの移動距離で波長は決定されます。 | ||
校正波長:2000nm | 校正波長:1450nm | 校正波長:660nm | |
透過域以外阻止帯 (t≦1%) | 900〜3000nm | 700〜2700nm | 300〜850nm |
標準ファイバ長 | 1m赤外用 | 1m 多成分 | 1m多成分 |
リモートコントロール | PC(専用ソフト)※CD-ROM添付 | ||
外形寸法 | 140(W)×140(H)×255(D)mm (ゴム足、突起部は除く) | ||
質量 | 4.2kg(フィバ含む) | ||
動作温度/動作湿度 | 0〜40℃/湿度20%〜85%(ただし結露無き事) | ||
電源* | AC90〜110V 50/60Hz | ||
消費電力 | 205W | ||
ヒューズ | 125V 5A Φ5.2mm×20mm |