培養細胞破砕装置
(オルガネラコレクター)
ORGANELLE
ミトコンドリア回収に
培養細胞からの細胞小器官の回収
オートファジー 細胞内代謝の研究
オルガネラコレクター
TK-OC03
培養細胞破砕装置「オルガネラコレクター」は培養細胞などを破砕してダメージの無い細胞内小器官(オルガネラ)を回収するための破砕装置です。
薬剤などを使用せず、チューブ内に素早く吸引、吐出を繰り返すことによりその圧力にて細胞破砕を行うので各細胞小器官の活性を維持した状態で取り出すことができます。破砕後は遠心分離で目的のオルガネラを分画します。冷却機能により破砕中の熱によるダメージを低減させます。
細胞壁を壊してタンパク質の抽出をする場合にも活性が失われにくく綺麗な状態で回収します。
ディスポチューブを使用して培養細胞の破砕を行います。
・プログラムされた工程を自動で繰り返すオートモード
・目視で懸濁状態を確認しながらのマニュアルモード
・冷却ブロック、チューブホルダーにより低温維持
・デジタルコントロールによる高い再現性
・ディスポーサブルで洗浄の手間もなく、コンタミやサンプルロスの心配を低減
破砕前(画像上):細胞が細胞膜に囲まれています。
破砕後(画像下):細胞膜が壊れ細胞の中の核がきれいな状態で存在しています。
使用破砕装置:(株)トッケンオルガネラコレクターTK-OC03
オルガネラコレクターの使用用途・使用例
・無毒性で生理機能に影響を与えない破砕
・ミトコンドリア病 活性確認
・細胞分画法による目的の細胞小器官の抽出
・培養細胞から細胞内小器官をきれいに取り分ける
・細胞内小器官にダメージを与えず破砕する
・薬品、酵素などを使用せず自然な状態でオルガネラを回収する
・極微量組織を優しく破砕する
・血液、尿などからの目的物質の抽出、禁止薬物、ドーピング検査
・細胞からのウイルスの分離
・オートファジー 細胞内代謝 ミトコンドリア オルガネラゲノム等の研究
・酵母、藻類、大腸菌、バクテリア、微生物などからのタンパク質抽出
使用方法
1.培養細胞の入ったチューブをチューブホルダーに入れ冷却ブロックにセットする。
2.破砕用のシリンジを装置本体にセットする。
3.スタートボタンを押して破砕スタート。(オートモード)マニュアルモードに切り替えUP/DOWNレバーで破砕スタート(マニュアルモード)
4.破砕が終了したら冷却ブロックを下げ、チューブホルダーごとチューブを取り出します。
5.チューブを取り出し目的の細胞小器官を遠心分離する。
仕 様
サイズ | W330×D230×H450(mm) 約13kg |
サンプル処理量 | 1.5mlチューブ×4本使用 細胞懸濁液1ml程度/1チューブ オプションにて2mlチューブにも対応可 |
※価格、仕様は予告無く変更する場合がございます。お問い合わせ下さい。
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